岐阜の花火大会

7月31日の「中日花火大会」と8月7日の「岐阜新聞全国花火大会」は
岐阜市内を流れる長良川を会場に開催される東海地方では有名な花火大会です。
3万発規模の花火が2週連続して同じ場所で打ち上げられるのは
全国的にも珍しいのではないでしょうか。
中日花火大会も岐阜新聞全国花火大会も共に30万人の来場があります。
楽しみかたはそれぞれで、立ち並ぶ露天を楽しんだり、
友人たちと河原で楽しんだり、家族で遠くから楽しんだり…と。


夜空に打ち上げられた花火は、一瞬の花を咲かせて消えていきます。
今ではコンピュータ制御により、同時にたくさんの花火が
打ち上がるようにもなりました。


いったいどんな花火があがっていたのだろう…。
振り返るときには、こんな資料があります。




岐阜新聞社発行
全国花火大会 第64回
中日新聞社発行
中日花火大会  第54回


これらを見ると、どのような花火が打ち上げられているのか、
あとで振り返ることができます。
しかし、この花火がどんな色で、どんな音で
夜空を彩ったかは、残念ながら知ることができません。
しかし、今後はデジタルアーカイブなどの充実によって
その臨場感も一緒に味わえる日がくるかもと思います。


最後に興味深い花火を一つご紹介します。
長良川全国花火大会 第18回
のプログラムに書かれている最後の花火。
今では花火の最後はスターマインで盛大に締めくくります。
しかし、まだコンピュータ制御がない花火大会だった当時の最後は
「十号 照明弾」と書かれています。
いったいどんな最後を飾ったのでしょう。気になります。
岐阜新聞の前身である岐阜日日新聞は昭和21年に花火大会を開始しています。
昭和39年の頃の花火は、どんなプログラム内容だったのか。
ぜひ、こうした資料から顧みるのも一つの楽しみ方かもしれません。




<郷土資料で知る 岐阜の花火をもっと知りたい!!>
輝け夢の縣け橋
郷土関連新聞記事 花火関連
文教大学 教育学部 地理ゼミ 岐阜巡検報告書』(岐阜の全国花火大会」窪田哲明)


岐阜新聞花火大会
 ※今年は初めて岐阜チャンがワンセグ放送で花火大会をライブ放送しました。
第54回全国選抜長良川中日花火大会
 ※創作花火の部優勝 長野県・武舎煙火 武舎知恵美さん「川面に映る彩りの花」
  スターマインの部優勝 石川県・能登煙火 「大草原の生きものたち」
  中日新聞社社長奨励賞 長野県 紅屋青木煙火 「宙に舞うクリスタル・フラワー」